洗濯物に柔軟剤を使うか使わないかで洗濯物を乾かした時の仕上がり具合が大きく変わるのは皆さんご存じだと思います。
分かりやすい例がタオルを洗濯した時で、柔軟剤を使わなかった場合はごわごわぱりぱりした仕上がりになり、水分を吸収しやすくはなりますが硬いので肌触りが悪くなります。
この現象は洗剤に含まれるアルカリ成分が繊維の弾力性を奪ってしまうがゆえに起こっています。
柔軟剤を使った場合はふんわりもこもこした仕上がりになり、水分は吸収しにくくなりますが柔らかいので肌触りがとても良くなります。
この現象は柔軟剤に含まれる界面活性剤の作用によるもので、衣類に柔軟性を与える他にも殺菌作用や帯電防止作用などがあります。
柔軟剤を使わない仕上げを好む方もいますが、肌がまだ弱い赤ちゃんや皮膚が弱い方にとっては柔軟剤を使った柔らかい仕上げのタオルはとても重要です。
しかし市販されているほとんどのものには化学物質が使われており、化学物質が嫌いな方や化学物質過敏症を発症している方にとっては使いたくても使いづらいものとなっています。
そこで今脚光を浴びているのが発酵食品のお酢で、普段調味料として使われているものなので万が一口に入ったとしても問題ありません。
酢が柔軟剤代わりになる理由としては、ごわごわの原因となっている洗剤に含まれるアルカリ成分を酢の酸性で中和するからと言われています。
ただ注意しておかなければならないのが、酢の量が多すぎると洗濯物に臭いがつきますし、酢の酸性によって繊維が溶けやすくなってしまいます。
ご利用の際は20倍~50倍に薄めるなどしっかりと希釈してから使うようにしましょう。